
クレジットカード付帯の海外旅行保険で足りるのか?
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国内旅行はともかく海外旅行に行くときは保険に加入しておいたほうが絶対に良いです。国内なら旅先で病気になっても公的な医療保険が使えるのが大病や大けがではない限り医療費は知れていますよね。
しかし、海外では公的医療保険の対象外となっているので、高額な医療費がかかってしまいます。骨折しただけで何百万円という世界なので驚きですよね。特にアメリカは医療費が高く、国民の自己破産理由の6割は医療費が原因だそうです。
海外旅行保険に加入し、保険会社提携の医療機関で治療を受ければキャッシュレスで済むなんてメリットもあります。しかも、海外旅行保険は治療費を補償してくれるだけではありません。他にもたくさんの補償を用意し、渡航先でのリスクに備えています。
では、医療費補償以外にもどんな補償があるかをここでは簡単に確認していきたいと思います。
救援費用とは、保険加入者が渡航先でケガや病気により3日以上入院した場合、親族などが日本から現地に駆け付けた際に生じた費用を補償してもらえます。現地まで行く際の航空チケット代金や宿泊費用はもちろんのこと、加入者本人や家族が必要な身の回り品購入費用も補償してもらえます(支払上限あり)。また、親族以外でも友人や同僚が代理人として現地に駆け付ける際も補償の対象になる海外旅行保険もあります。
携行品損害は、所持品が盗難や破損などによって損害を受けた場合に補償されます。持ち物は一般的にカメラ、バッグ、時計、衣類、旅券等が該当するようです。一般的な携行品損害なら、1個当たり10万円を限度として保険金が支払われ、免責金額もないので安心です。また、現金やクレジットカードは補償対象外となるので貴重品の管理はやはり重要と言えます。さらに、故意・重大な過失や置忘れ・紛失の場合も補償対象外となるので注意しましょう。海外は日本では考えられないほどスリ等の被害が多いので、自分は大丈夫だと思っている人に限って被害に遭います。
旅行事故緊急費用とは、海外旅行中の偶発的なトラブルによって費用負担が生じた場合に補償してもらうことができます。偶発的なトラブルの代表例としては、航空機の欠航、預けた荷物の遅延等に関する費用が補償対象となります。このよく起こり得そうなトラブルを補償する旅行事故緊急費用ですが、クレジットカード付帯の海外旅行保険には付いていないことが多いので注意しましょう。特に航空機の欠航やロストバゲージは珍しくない海外旅行ではありがちなトラブルのため補償があると安心感が違います。
ちなみにジェイアイ傷害火災が2015年にまとめた海外旅行保険の項目別トラブル割合によると上記の補償だけで95.4%を網羅しています。詳しい割合については下記となります。
補償項目 | 割合 |
---|---|
治療・救援費用 | 49.0% |
携行品損害 | 32.5% |
旅行事故緊急費用 | 13.9% |
旅行中断キャンセル | 2.6% |
個人賠償責任 | 1.2% |
その他 | 0.8% |
ジョーン
中学の吹奏楽部依頼、サックスが趣味です。サックス歴は20年以上。あと時間があれば旅行に出かけています。
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